本当に寒い夜が続きます。
これだけ寒いと外した部品がしんじられないぐらい冷たくて耐えられない。
本日も足立区のヴィンテージ戦車工場ぱんつぁーNARAでおせわになります。
本日はシリンダーヘッドを重点的に責めます。
エキパイロッキングリングのヘッド側ネジ山がダメになっていることが多いのですが大丈夫そうですね。
とても汚いですがネジ山の状態はよいです。フィンの割れなどはない。
ロッカーアジャスターとバルブが芯に当たっていないね?シムで調整です。
さてノートンツインエンジンの鬼門!ロッカースピンドルとヘッド側の嵌め合いです。
私のヘッドはどうなのでしょうか???
3箇所はヘッドを温っためない状態で抵抗なく抜けてしまった。(((((( ;゚Д゚))))))
プライマリー側のEXだけが比較的しっかりと嵌っている。ストーブとトーチでチンチンに温っためた状態で特攻を使用して抜きました。スピンドルのヘッド受けの径を測定したところタイミングIN側の外側受けだけが0.2mmも摩耗しているようです。他はまあまあ良さそうです。まあまあ良さそうな2箇所は新品に交換でしっかり嵌ればよいのですが。摩耗が激しいタイミングIN側はスピンドルを鍍金か溶射で太らせないとダメかもね。
左下のロッカースピンドルのロックプレート爪が逝ってしまっていますね。
シリンダーヘッドのスピンドル受け側が摩耗して嵌め合いが悪くなりスピンドルが回ってしまったようですね。激しく磨耗しているタイミングIN側です。
直すのが面倒なところです。
バルブスプリングコンプレッサーを使ってバルブを抜く。
バルブ・スプリング・ガイドは新品に交換です。
バルブガイドを抜く前にEXポートのガーボンをよく落としてから抜くこと!
特にアルミヘッドは抜くときにガイドに付着したカーボンが噛んでしまい傷つく可能性があるためです。こちらも奈良氏自慢のアラジンストーブとトーチで温めバルブガイドを抜くのです。
叩き抜く!!!!!!! ウォリャーーーー\(*`∧´)/
アルミヘッドは優しくね!
ガイドの嵌め合い具合はイイですね。測定の結果STDサイズのようです。
全体的に良さげなシリンダーヘッドであると思う。
やはりロッカースピンドルはしっかり治さねければ・・・・・新品に交換すれば治るものでもないので色々と改修案を出しよく検討して直してみたいと思う。
レストアの醍醐味ね。